選ばれなかった私に。

たまった思いを淡々と。

2016-07-23から1日間の記事一覧

雨が降ればいつも濡れてしまうその肩

例えばそれは、穴のあいた傘。誰かに差し出しても黙って首を振られるような。 君のやさしさは、いつだってそんな風だった。 君は、君自身を削って分け与えることが誠実だと信じた。 けれど全てを与えきれない自分のことを、君は許せなかった。 君のやさしさ…