選ばれなかった私に。

たまった思いを淡々と。

2016-10-02から1日間の記事一覧

言えなかったごめんもさよならも

ちかちかと点滅するウィンカーの音を、助手席で聞くのが好きだった。 黙ったままで、ぼんやりと窓の景色を眺めて、君には目を向けずに。 いまここで、こんな風に何気なく存在していることを不思議に思う かつての分岐点で、ひとつでも選ばなければここにいな…